結婚後、お財布のひもを握っているのは夫?それとも妻?
そう質問すると、ほとんどの人が「妻が家計を管理している」と答えるのではないでしょうか。
妻が管理する場合、毎月予算を立てて、家計簿アプリなどで月々の収支を管理してるにも関わらず、思うようにやりくりできず精神的負担を感じてしまうことも。
そうなると、行楽や外食に行くだけでも予算の事が頭に浮かんで、息抜きどころか逆にストレスの元になりかねません。
そんな時は、思い切って夫に家計を任せてみてはいかがでしょうか?
でも夫はお金の管理には無頓着で、私が管理しないと給料を全部使ってしまうかもしれない…
そう思う女性も多いと思います。
私の夫も結婚前は、お金は手元にあるだけ全部趣味につぎ込んでしまう人だったので、結婚する時の貯金は、ほぼ0円。
聞いて呆れましたが、夫にもう少しお金を管理する力をつけてほしくて、思いきって家計を預けてみることにしました。
その際に参考にしたのが、ローラ・ドイルの「サレンダード・ワイフ」
この本を参考に、夫をコントロールするのをやめて心から信頼してみることにした結果…
大成功!
結婚後約3年経つ今では、すっかりお金の管理上手に大変身しました。
約200万の太陽光パネルを一括払いで設置したり、万が一の時用の貯蓄も私の想像をはるかに超える金額を貯金していたりと、給料をうまくやりくりして管理しています。
もちろん私には十分な生活費を渡してくれているので、結婚後お金で困ったことは一度もありません。
お金の管理を任せることで、夫にいくつかの良い変化が起こったよ
この記事では、夫に家計を任せることで我が家に起こった変化についてご紹介します。
こんな例もあるんだなぁと参考にしていただければと思います。
- 夫に家計を任せることに興味がある
- 夫にもっとしっかり者になってほしい
- 毎月収支を管理しても思うように貯蓄にお金を回せない
- お金の管理に疲れた
- 夫と今よりも親密な関係になりたい
目次
家計を管理したがる女性
男性よりも女性の方が現実的で、少しでも節約しようと頑張る傾向にあります。
家計を管理したがる女性の秘められた心理は、「家計の主導権を引き渡すことで無防備な状態になる不安」ではないでしょうか。
かつての私もそうでしたが、自分がお金の管理をしていると、もし緊急事態が起こってもどこにどれだけのお金があるか常に把握でき、強い安心感につながります。
妻がお金の力を失って無防備な気分になるのは、心から夫を信頼できていないことの現れでもあります。
そこで私は、「信頼なくして良好な関係は築いていけない!」と自分に言い聞かせ、貯金ゼロの夫を信じてみることにしました。
家計の一本化が鍵
サレンダード・ワイフによると、もし共働きで収入源が二つあって、お互いが生活費を出し合っているのなら、精神的な距離を縮めるためにも家計の一本化をすすめています。
でも我が家の場合、生活費は100%夫が出しているので共同の銀行口座を新たに作る事はしませんでした。
貯蓄用も含め、銀行口座の管理は全て夫に任せています。
夫が家計を管理するようになって生まれた4つの変化
夫に家計を任せるようになってから、少しずつ私たち夫婦の間に以下のような変化が現れ始めました。
- 夫が以前よりも頼もしくなった
- 仕事に対して意欲的になった
- サプライズプレゼントが増えた
- 恋人同士のような関係が続いている
一つずつ詳しく紹介していきます。
夫が以前より頼もしくなった
自分の価値が高いと感じれば感じるほど、人間は幸福になれるものだ。
引用:ローラ・ドイル「サレンダード・ワイフ」
家計を全て任せるようになってから、夫は以前よりもしっかり者になりました。
以前は貯金も、大事な書類の整理すらも大の苦手だった夫でしたが、今では住宅関係の書類は綺麗にファイリングして保管し、貯金も銀行口座をいくつか作って管理しています。
私は夫を信頼すると決めたので、実際に夫が月々いくら貯金しているのかは聞かないようにしています。
でも私が信頼して管理を任せているのを夫も知っているので、定期的に貯蓄の状況を報告してくれます。
貯蓄が増えてくると家計を管理するのも楽しくなってきたんだ
信頼することで、私にとって夫は以前よりも頼もしい存在になりました。
仕事に対して意欲的になった
家庭で敬意を払われていると自尊心が高まり、仕事でもっと積極的になれる
引用:ローラ・ドイル「サレンダード・ワイフ」
もし夫の自由に使えるお金がお小遣い制だったら、いくら残業しても月々にもらえるお小遣いの額は同じなので、収入を増やすことに関心が持てないんじゃないかと思います。
もし私が夫の立場だったら、残業するのもつらいなぁ…。
小遣い増えない…仕事つらい…
今は夫が全て管理しているので、夫は仕事に対して意欲的になりました。
貯蓄にハマった夫はもっと収入を増やしたいと考えるようになって、転職を決意。
私は夫の決断には口出ししないと決めているので賛成しましたが、子供が生まれたばかりということもあって、このタイミングでの転職は両親や親戚にはとても心配されましたが…。
結果的に、夫は誰もが知る大企業に転職し、以前よりも収入が格段に増えました。
転職先は福利厚生も充実していて、家族にとっても恩恵は大きいです。
以前の会社は新卒で就職してずっと勤めてきた職場だったので、転職を決意したのは大きな心境の変化だと思います。
今は新しい職場で新たな目標を見つけたようで、それに向けて頑張っています。
サプライズプレゼントが増えた
女は、今ある靴で十分だと思うものだが、男はパートナーに必要以上のものを与えて、彼女を驚かせ、甘やかすのがうれしいのだ。
引用:ローラ・ドイル「サレンダード・ワイフ」
家計を管理して、手元にいくらぐらい余裕が出るのか把握しやすくなったことで、夫は今まで以上に私にプレゼントをくれるようになりました。
特にプレゼントを催促したわけでもないのに、いつも私が必要としている物を先回りしてプレゼントしてくれます。
それ以外にも、私の好きそうな物を完全にサプライズでプレゼントしてくれることも。
恋人のような関係が続く
男性に家計の管理を任せると、ロマンのかけらもない母親と息子の力関係(あなたが彼にどれぐらい使ってもよいか、何を買ってもよいか指示する関係)が、まず最初に消えてなくなる。
引用:ローラ・ドイル「サレンダード・ワイフ」
私が結婚生活で一番求めるのは、夫とずっと恋人のような関係を続けること。
そのためには、母と息子の関係のように「ああした方がいい」「こうした方がいい」と、夫をコントロールすることだけは避けたい!
もし妻が家計を管理していると、どうしてもお財布を握っている妻の方が力が強くなってしまいそうなので、夫に頼れる今の状況は私にとって理想的だと思っています。
外出しても旦那が支払ってくれるので、恋人のような関係を続けられています。
あとは、「家計簿を付けて家計をしっかり管理しないと!」というストレスがないので、心にもかなりゆとりがあります。
おわりに
夫に家計を任せると聞いて、「元々やりくり上手な夫だと安心して任せられるのに。」と思った人は多いはず。
家計の管理をしたことがなかった私の夫でも、失敗を繰り返しながら毎月収支を見直して、今ではしっかりと家計を管理できるようになりました。
私たち夫婦は、旅行や行楽などの出費がかさむ事にお互い興味がないのも、やりくりを楽にしている要因だと思います。
二人ともインドア派!
パソコンとゲームがあれば幸せだよね
今2歳の娘がもっと大きくなると、「旅行行きたい!夢の国行きたい!」と、色々言ってくると思います。そうなると、夫の家計の管理はもっと厳しくなってくるんじゃないかなぁ。
もし将来的に家計のやりくりが難しくなって貯蓄額が減っても、お互いが信頼しあえて恋人のような関係が続く限り、私は夫に家計の管理を任せ続けたいと思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。