夜中赤ちゃんが泣き始めた時、まっ先に起きて赤ちゃんの元へと駆けつけるママの隣で爆睡するパパ。
こんなに泣いてるのになんで寝てられるの?!
そう感じた事があるママは多いはず。
どんなに育児に協力的なパパでも、新米パパの頃は赤ちゃんが泣いてもとっさに反応することは難しいもの。
その理由は、女性の方が赤ちゃんの泣き声に敏感だから。
でも、どんなに泣き声に鈍感なパパでも、赤ちゃんが泣いたらすぐに反応できるイクメン脳に変えることは可能なんです。
私の夫も新米パパだった頃は、赤ちゃんの泣き声に鈍感でした。
でも今では、泣き声を聞くと敏感に反応して積極的に赤ちゃんをあやしに行く「イクメン脳」に変わりました。
今回は、男性が赤ちゃんの泣き声に鈍感な理由と、男性でも赤ちゃんの泣き声に敏感に反応できるようになる「イクメン脳」になる方法について紹介します。
もっとパパに赤ちゃんのお世話をしてほしいと願うママと、イクメンに覚醒したいと願うパパの参考になれば嬉しいです
目次
赤ちゃんの泣き声に鈍感な男性脳
娘がまだ新生児の頃、パパになりたての夫は夜中娘が泣いてもぐっすり夢の中。
夫は翌朝仕事があるので夜泣きが原因で睡眠不足にならずに済んだのは良かったんですが、ここまで起きないものかと…!
こんなに泣いてるのによく寝てられるな〜これってウチの夫だけ?
私は赤ちゃんの泣き声が聞こえると、寝ていてもすぐに目が覚めてたのに何で?
その男女の違いを調べてみたところ、女性の脳は赤ちゃんの泣き声に対してとても敏感に反応するという事が分かりました。
これはママに限ったことではなく、出産を経験していない女性に赤ちゃんの声を聞かせた場合でも同様の結果だったそうです。
一方で、男性の脳は女性の脳ほど赤ちゃんの泣き声に強く反応しないのです…。
無視してるわけじゃないんだよ…
イギリスの調査機関が睡眠中の脳がどのような音に反応するか調査したところ、男女で脳の反応に以下のような違いがあることが明らかになりました。
- 車のクラクション
- 風音
- ハエの羽音
- いびき
- 排水管の騒音
- 赤ちゃんの泣き声
- 蛇口の水のしたたり音
- 羽音屋外の騒音
- いびき
- ハエの羽音
女性の目を覚ましやすい音1位に「赤ちゃんの泣き声」がランクインしているのに対し、男性はベスト10に「赤ちゃんの泣き声」は入っていません。
だから夫は赤ちゃんの泣き声で起きなかったのか…
この結果を見ても、男性は赤ちゃんの声にとても鈍感な事が分かります。
実際に夫にも赤ちゃんの声はどう聞こえるのかを聞いてみたところ、「全然気にならない。」とのこと。
私は泣き声を聞いただけでソワソワして落ち着かないのに
娘はねんねトレーニングが成功する生後2か月頃までは夜泣きがひどかったので、夜になるのが怖かった…。
私が実践したねんねトレーニングについてはこちらで詳しく紹介しています。
女性の脳は、赤ちゃんの泣き声を聞くとなぜ泣いているのか分析を始めてすぐに駆けつけるようにできていいます。
この男女の脳の違いを理解していないと、夫婦の仲に亀裂が入ることになりかねません。
そうなるとママのイライラも募り、産後クライシスに発展する危険性も…。
パパを「イクメン脳」に変えるには?
男性の脳は身に危険が迫っている音にしか反応しないので、パパが「赤ちゃんが泣いた=あやしに行かないと!」と、瞬時に反応するのは難しいもの。
でも、パパが育児に積極的に関わっていくことで、脳の赤ちゃんの声に反応する範囲が徐々に広がっていくことが分かっています。
男性でも育児経験を積むことで、赤ちゃんの泣き声に反応する「イクメン脳」を作ることは可能なんです。
新米パパだった夫の例
夫は娘が新生児の時こそ泣き声に無反応でしたが、その後育児に積極的に参加してくれて、今ではすっかり「イクメン脳」が出来上がっています。
娘は寝起きが悪く、朝泣きながら目覚める事が。
そんな娘の泣き声に、夫は私より早く反応して娘を抱っこしてあやしてくれるようになりました。
朝どうしても起きるのがつらい時があるから助かる♪
前は子供が泣いてもそれほど気にならなかったけど、今は泣き声に敏感になったなぁ
夫はイクメン脳を作るために娘のお世話を積極的にするようになったので、娘はパパの事が大好き!
二人で仲良く遊ぶ姿を見ると、私もほっこりした気分で家事をこなす事ができます。
夫婦二人で協力して子育てをしているので、夫婦の絆も強くなりました。
おわりに
赤ちゃんが泣いても知らんぷりなパパは、ママから見るととても身勝手に見えてしまいますよね。
でもパパはママと違って、赤ちゃんの泣き声に鈍感。
どんなに泣き声に鈍感なパパでも、赤ちゃんのお世話をすることで、脳が泣き声に敏感に反応する「イクメン脳」になります。
イクメン脳になったパパは、愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌され、浮気をする確率がガクッと下がるというデータもあります。
今はまだ赤ちゃんの泣き声に瞬時に反応できないパパも、あきらめずに積極的に赤ちゃんと関わって、イクメン脳を覚醒させてみてください。
きっと夫婦にとっても、子供にとっても嬉しい変化が起こるはずですよ。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。